中国の家電大手、ハイアールグループで日本と東南アジアを担当するハイアールアジア(東京)の伊藤嘉明社長は14日、都内で記者会見し、約18センチの筒状のハンディー洗濯機や液晶ディスプレーを搭載した冷蔵庫などを発表した。さまざまな工夫を凝らした白物家電やそれらを使ったサービスで、新たなビジネスチャンスの創出を目指す。
ハンディー洗濯機「コトン」は外出中に食事などで服が部分的に汚れたときなどを想定。水を噴射しながら突起が高速で動き、衣類を何度もたたくことで汚れを繊維から押し出す仕組みだ。14日に同社のインターネットサイトを通じて予約を始めた。税込み1万800円で、3月上旬から発送するという。
また、同社の「AQUA(アクア)」ブランドの冷蔵庫向けに、扉に付け替えることでさまざまなデザインを楽しめる「着せ替えカバー」を今春発売することも発表。第1弾として、ウォルト・ディズニー・ジャパンとライセンス契約を結び、人気アニメ「アナと雪の女王」やミッキーマウスなどの絵柄をそろえた。今後も種類を増やしていく方針だ。