ただ、業績の回復を受けて中堅・大企業が採用に力を入れているため、人員の確保には苦戦を強いられている。
15年の新卒者を採用する予定の154社の経営者に聞いたところ、「予定を下回る人数しか採用できなかった」と回答した割合は38.3%。前年調査を4.5ポイント上回り、過去最高となった。中途採用人数についても、予定を下回ったのは3割を超えた。15年も55.7%が「中途採用の予定がある」としているが、引き続き厳しい採用前線に直面しそうだ。
採用以外では、円安の進行に伴う「原材料コストの増大」を想定する比率が拡大、4.9ポイント増の29.3%となった。
今回の調査では635人の企業経営者から回答を得た。