このためトヨタは、得意とするハイブリッド車(HV)に加え、燃料電池車(FCV)の一般販売を世界で初めて始めるなど環境技術を強化。来年から車台や基本部品を複数車種で共通化する新手法「TNGA」を導入し、開発力強化とコスト削減を進める。遅れていたグループ企業の再編にも乗り出した。
ただVWも14年の世界販売1000万台超えの目標を堅持。得意とする中国などで大型投資を行い、販売拡大に邁進(まいしん)している。首位から転落したGMも原油価格の下落を追い風にお膝元の米国などで存在感を高めており、「1000万台クラブ」でのシェア争いはし烈になっている。