燃料電池車(FCV)と並ぶ次世代エコカーのEV市場にシャオミが参入すれば、現代自のみならず、他の自動車大手にも影響が及ぶ。ただ、トヨタ自動車やフォルクス・ワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)などは世界中に工場や販売店を持ち、圧倒的な生産量、販売量を誇るだけに太刀打ちできないだろう。
しかし、世界5位とはいえ、ウォン高の影響で販売が伸び悩み、しかもシャオミのおひざ元の中国でシェア上位の現代自は最初のターゲットとなりやすいかもしれない。
サムスンを追い込んだ破壊力
現代自側も、スマホ市場で世界首位のサムスンを減益に追い込んだといわれるシャオミの動向を注視しているのは間違いない。シャオミは、価格が最大5分の1という激安スマホを大々的な宣伝活動を行わず、インターネット販売などで売りまくり、シェアを急拡大してきた。