「中国のスティーブ・ジョブズ」とも称される雷董事長はEV参入を完全否定していると伝えられているものの、米グーグルが自動運転車の開発を進めるなどIT(情報技術)系企業が自動車分野に進出しても何ら不思議ではない。というのも、自動車はIT化が急速に進んでおり、内燃機関を持たないEVは「極論を言えば、高性能の電池とモーターを確保し、安全技術をきちんと確立すれば、製造はプラモデルのようなものだ」(自動車メーカー関係者)と解説する。
創業4年目でスマホ3位に成長
今や“EVの顔”に成長した米テスラも設立十数年の新興企業であり、創業わずか4年目でスマホ世界シェア3位に上り詰めたシャオミだけに「EV市場で成功する技術力、マーケティング力は持ち合わせているのではないだろうか…」と前出の関係者は推測する。
シャオミのEV参入はあるのか。現時点でシャオミ側のアナウンスはなく、ウワサで終わる可能性も否定できない。それでもシャオミの動向に神経をとがらせているとみられるのが韓国の現代自動車だろう。