コンビニ大手3社、明暗分かれる セブンとローソンは営業益最高、ファミマ苦戦 (1/3ページ)

2014.10.9 06:52

決算発表の会見に臨むファミリーマートの中山勇社長=8日午後、東京都千代田区

決算発表の会見に臨むファミリーマートの中山勇社長=8日午後、東京都千代田区【拡大】

 コンビニエンスストア大手3社の2014年8月中間決算が出そろった。セブン-イレブン・ジャパンとローソンの2社は、いれたてコーヒーや総菜といった採算の良い商品が好調で、いずれも本業のもうけを示す営業利益が過去最高を更新した。一方、ファミリーマートは、消費税率引き上げ後の消費回復の遅れが直撃して1割以上の営業減益に沈み、ほかの2社と明暗を分けた。

 セブンは営業利益が前年同期比4%増で、中間決算としては2年連続の最高益となった。

 いれたてコーヒー「セブンカフェ」が人気で、店舗あたりの1日の販売量が、3月の107杯から、8月は120杯へ増加。プライベートブランド(PB、自主企画)の8割を入れ替えたことも奏功した。「消費者が、高品質の商品を求めるようになっている」(セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長)ことに対応した。

ローソンは店内で調理するコロッケなどの総菜や…

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