一方、国内生産は「消費税増税後の需要の戻り具合が想定より遅い」(ダイハツ工業)ことから、8社合計で2.2%減の84万2430台にとどまった。日産自動車はSUV「ローグ」の生産を昨年10月から米国に一部移管したこともあり、22.5%減と大幅なマイナスとなった。
増税前の駆け込み需要の受注残がなくなり、今年後半の販売環境は一層厳しくなる。
トヨタが今月25日にSUV「ランドクルーザー」の70シリーズを10年ぶりに再発売し、マツダも9月に新型小型車「デミオ」の発表を控えるなど、各社は新車攻勢で需要を喚起したい考えだ。