“元祖ブラック”アマゾンに強まる逆風 「想像を絶する」苛酷な労働現場 (2/5ページ)

2014.8.10 07:07

 ITUCのバロー書記長は「アマゾンは従業員をロボットのように扱っており、ベゾス氏は雇用者としての残虐性を象徴している」と痛烈に批判した。

 昨年末の年末商戦では、そのドイツで、アマゾンの従業員が大規模なストライキを実施した。ドイツはアマゾンにとって本国の米国に次ぐ大市場で、労組幹部は「アマゾンの制度は低賃金と短期契約で特徴づけられる」と切り捨てる。

 ジャーナリストの潜入ルポが数多いのもアマゾンという企業の特徴だ。最近では英BBCの記者の潜入取材が話題となった。

 BBCの記者は英ウェールズ南部のアマゾンの物流センターで働き、台車を押して商品を収集する作業に従事した。記者によると、従業員は「想像を絶する」重圧の中で仕事を強いられ、「精神的および身体的疾患を招きかねない」ほどという。10時間強に及ぶ夜間の1回の勤務シフトで従業員が歩く距離は17キロにも達する。作業が遅いと、「訓練の必要がある」と警告を受けるという。

「足が水ぶくれになった」といった健康被害を訴える報告が絶えない

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