伊藤忠商事は10日、カナダの資源探査会社のカイゼン・ディスカバリーと同社子会社が保有する2つの銅・金探鉱権益を取得することで合意したと発表した。アスペン・グローブ銅・金鉱区の探鉱会社の40%の株式を400万カナダドル(約3億8000億円)で取得。タンジラ銅・金鉱区の探鉱会社の15%の株式を25万カナダドル(約2400万円)で取得し、将来10%買い増すオプション権も持つ予定。2年間の埋蔵量調査やその後の事業化調査を経て、早ければ2020年初頭の生産開始を見込む。伊藤忠は今年1月にカナダの資源開発アイバンホー・キャピタル傘下のカイゼンと金属資源の探鉱・開発に関して包括提携契約を結んでおり、今回がその具体的な第1弾になる。