一方、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及で、携帯端末を活用したヘルスケアサービス市場も急成長。富士通は膨大な情報を活用するビッグデータと最先端医療を融合し、ヘルスケア事業の売上高を5年後に2000億円に倍増させる方針だ。
東レとNTTは、シャツがセンサーとなり、着るだけで心拍などを計測する機能を持つウエアラブルの新素材で手を組んだ。応用第1弾として、NTTドコモとオムロンの合弁事業ドコモ・ヘルスケアが新素材とスマホで連動した健康サービス、データに基づきサイクリングやランニングなどのスポーツ分野で適切なアドバイスを行うサービスを年内に始める。
民間市場調査会社のシード・プランニングによると、携帯端末を活用したヘルスケアサービスの国内市場規模は、16年には11年の約3倍の800億円に達する見通し。足元ではすでに400億円に迫る勢いだ。