こうして予選を勝ち抜いたチームで行う決勝大会。6競技は“真剣勝負”の趣を呈するが、合間に場を盛り上げるのが、地区対抗の応援合戦と役員による仮装障害物競走。
障害物リレーで“関所役”を務めた役員が仮装する。昨年はハロウインにちなみ、カボチャをかぶったり魔女に扮したり、だったが、実は役員のキャラクターを考えて、運動会事務局が仮装を決める。「役員に拒否権はありません」と二階堂さん。
カボチャ、魔女…役員も仮装して障害物競走
盛り上がりがピークに達するのが、役員が仮装のまま走る障害物競走。「高齢者が多いので、あまり無理をさせては…」と、距離は100メートル。縄跳びをしながら走る区間、オタマにピンポン玉を乗せて走る区間、アメ食い競争、パン食い競争…と6つの障害が待っている。
日頃はなにかと“重厚な”役員も、このときは“普通のオジサン”になり、社員も精いっぱい声援を送る。9地区の従業員だけで約3万8千人という大所帯だけに、役員と直接接する機会が少ない社員にとっては役員を身近に感じる貴重な場になる。