競技はいずれも単純なので説明する必要もないが、ひとつだけ紹介。1チーム12人の障害物リレーは、1周200メートルのトラックを1人半周ずつ走る。途中、役員が立つ“関所”があり、そこでジャンケン。負けると並んでいる選手の列の後ろに回り、順番を待って再びジャンケン。勝つまで前に進めないというルールだ。
各競技の優勝チームと、競技ごとに決められている得点を合計した総合優勝地区が、栄えある優勝旗を手にできる。
1カ月も続く本社地区の予選会
「練習や準備の段階から、職場が一体となって盛り上がります」と運営にあたる人事部企画室の二階堂友紀さん。チームは職場ごとに結成するケースが大半。部長の似顔絵入りのTシャツを作ったり、応援グッズを工夫したりと、事前準備の段階から工夫を凝らす。「こうしたことが職場のいい潤滑油になっています」という。
地区の予選会は各地区それぞれで開かれる。最も多い約6千人が参加する本社地区では勤務終了後に開催するが、1日で終わるはずもなく、延々1カ月も続くという。「予選会が済んで、再び仕事に戻る社員も多い。適度な運動でリフレッシュし、『さぁ、残業だ!』と張り切る社員もいます」。