シャープが意識改革にこだわる理由 「良い文化を創る」 (1/6ページ)

2014.2.3 06:15

 社員同士の「さん付け運動」などを導入したシャープの企業風土改革が今年に入り、第2段階にシフトチェンジした。高橋興三社長の言葉を借りると「(けったいな)文化を変える」から「良い文化を創る」へ。社員が自らの行動変革宣言を記したカードを携帯し、人事評価制度も減点主義から加点主義に改めるなどしてチャレンジ精神を喚起。経営陣は個室を廃し大部屋で執務を始めた。業績の立て直しが急務となるなか、高橋社長が画期的商品の開発や営業目標ではなく、あえて社員の意識改革にこだわる真意は…。(松岡達郎)

 心の持ち方

 「経営再建の推進力となるのは社員の心の持ち方、挑戦をいとわないことだ」

 仕事始めの1月6日、高橋社長は報道陣とのラウンドテーブルで、こう力を込めた。

 そして全社員にカードを配布、それぞれの行動変革宣言を書き込み、胸に秘める施策を発表した。第1号として高橋社長が書いた宣言文は冒頭の「『文化を変える』から『良い文化を創る』へ」。

「中止・凍結などに踏み切る勇気があれば、傷は浅くすんだ」

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