若い女性の心にも響く“経営の神様”の言葉 「松下幸之助女子会」 (2/2ページ)

2013.11.18 10:40

 そんな幸之助氏の哲学だが、一部は否定されたことがある。代表例が事業ごとに開発、生産、営業を一元的に管理する「事業部制」だ。幸之助氏が昭和8年に導入。各事業部が競い合い飛躍的に成長した。

 だが、半世紀以上の間に100を超える事業部が乱立。商品の重複など無駄が目立つようになったため、平成13年に廃止された。一度は経営を立て直したが、プラズマテレビ向けパネルへの過剰投資などの影響で再度赤字に転落した。

 そして今年4月、事業部制は12年ぶりに復活した。2年連続で7500億円超の最終赤字を計上していたが、25年9月中間連結決算では中間期としては過去最高の最終利益を確保。幸之助氏を再評価するきっかけとなっている。

 PHP研究所の担当者は「女子会で、幸之助氏の言葉はさまざまな捉え方があることが分かった」と話し、今後も定期的に開催したいという。女子会とパナソニックの回復から新たな「幸之助像」が立ち上がってくるかもしれない。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。