クールビズに恨み節 国産ネクタイ激減で悲痛な憤り「国をあげてのイジメだ」 (3/6ページ)

2013.11.12 13:00

 クールビズを環境省が提唱したのは、小泉純一郎政権時の平成17年から。「クール」(涼しい)と「ビジネス」を合わせた造語だった。同省地球温暖化対策課国民生活対策室によると、「室温28度でも快適に過ごすことができるライフスタイル」と位置づけ、6~9月の4カ月間の「国民運動」として始まった。

 クールビズは本来、服装を指す言葉ではないが、室温28度で夏を乗り切るには、必然的にネクタイなし、上着なしという服装をすることになり、この軽装が官公庁、民間企業に広がった。そして一般的には、ノーネクタイ、ノー上着のスタイルが「クールビズ」を指すと理解されるようになった。

 「廃止」の陳情も

 クールビズ期間の6月の第3日曜日は父の日で、プレゼント用などで、「一番売れる日」(山田事務局長)だった。ネクタイ製造業界は大きな打撃を受けるようになった。生産減に苦悩したネクタイ業界は、政権が、クールビズを始めた自民党から民主党に移った後の平成22年1月、当時の小沢鋭仁環境相に、「クールビズの廃止」を陳情したことがある。

だらしない格好は国際社会の中でみうけられません

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