消費者の平均来店頻度も「約40日に1回」と高くはない。思い切って店の客席を外し、「日々の献立ニーズ」を満たす戦略をとることで、同社は「10日に1回」の利用に高めることも可能だと見込む。
外食関連の814社が加盟する日本フードサービス協会によると、ファストフード業界では09~12年、各社の出店増もあって利用客数が1年当たり平均で2.4%増加。しかし同期間の全店売上高の伸び率は平均1.4%にとどまる。
コンビニの攻勢もあって「胃袋の奪い合い」が業界の垣根を越える中、新業態の成功はファストフード各社にとって生き残りの鍵の一つとなりそうだ。(山沢義徳)