注目すべきは、与えられた金額の使途にまでこだわるところだ。会社側は、組織としての横のつながりを強化させ、社員同士の信頼を向上させるため、社員4人以上のグループで1泊以上の旅行に行くようにすすめる。この条件でお金が使用されなければ、支給額は半分に。ただし、全額を旅行代金に使う必要はなく、余ったお金は自由に使うことができる。
9割が社員同士で旅行
目標を達成した社員の9割超は、支給されたお金で社員同士の旅行に出かけるという。また、旅行に出かけるグループの構成メンバーは部門をまたぐことがほとんど。旅行では、普段の業務では接することの少ない他部署との交流で、新たな刺激が生まれる。
旅行は国内や海外さまざまだ。多忙な社員の場合は近場で一泊旅行というのもあるが、時間がとれる場合なら数日かけて海外旅行に行く。