所属する部署の目標を達成したご褒美に、会社が旅行費用を1人につき最大20万円支給-。総合人材サービス業を手掛けるリクルートキャリアが、こんなやる気の出る制度を設けている。ただし、旅行の条件は社員4人以上で一泊以上。3人以下なら支給額は半分になる。制度の背景には、目標達成の喜びを同僚と共有させ、さらにチームワークの強化につなげるという、会社側の思惑があるようだ。
四半期ごとに目標
この制度は「ギブ(GIB=Goal in Bonus)制度」と呼ばれ、同社の前身のリクルートエージェントの創業時から実施。リクルートといえば、優秀かつ仕事に意欲的な社員を多く抱える会社で知られる。ギブ制度は社員のやる気をさらに引き出し、目標達成へのひとつの動機付けになっている。
ギブ制度では、会計年度と同様に四半期ごとに会社側が売り上げなどの目標を設定。1年が経過した後、四半期ごとの目標がどれだけ達成できたかを振り返る。目標が達成できれば、1四半期で最大5万円、4四半期で同20万円が、その部署に所属する一人ずつに支給される。