ノバレーゼは、結婚式場を予約したカップルと、式の運営を担当するプランナーがインターネットで準備状況を共有するソフト「ウィードゥー」も開発し、昨年から全国の店舗で導入した。顔を合わせなくても決められる事項はパソコン上で処理するため、互いの負担を軽減できる。
「プランナーとカップルが実際に会うときは、式をどうやって盛り上げ、招待客に喜んでもらうかなど中身についてじっくりと話し合うのに時間を割ける」と販売企画ディビジョンの菅沼啓一ディビジョンマネージャーはメリットを強調する。
遊びの要素を取り入れたソフトもある。首都圏を中心に式場を運営するブライダルプロデュースは4月、顧客向けに「スタイラス」を導入した。
ソフトを立ち上げると欧州の古い街並みをイメージしたイラストが現れ、挙式まで必要な42項目の準備が進むたびにゴールの城に車が近づいていく。提携企業もソフトを共有しており、料理の試食やドレス試着といった予約をいつでもできる。
「若いカップルにゲーム感覚で準備を楽しんでもらおうと考えた」(セールスマネジメント室の下山田昌司マネージャー)という。