「HVは走る環境技術として注目されるが、車を作るという視点でも何かしなければいけないと思った。その答えが、植物から樹脂を作る、またはリサイクル材を使うこと。車は走るだけではなく、存在するだけでも環境に役に立つことができるはず」
--苦労した点は
「たくさんある。材料開発と製品開発と工程設計を同時並行で動かしたので、材料が変わった瞬間、設計も変えないといけないし、逆もあった。樹脂の特性が日々変化している中での部品設計は大変苦労した。石油から作った樹脂と同じものになっていないときは設計でカバーした」
--月2000台の販売目標は多いのか少ないのか
「十分やれると思う。ターゲットを絞っているつもりはなく、分かりやすくて素直にかっこいいという車だからターゲットは広いと思う。ただ価格が少し高いのでプリウスほどは売れないだろう」