グループ持ち株会社のNTTは25日午前、都内で株主総会を開いた。議長は鵜浦博夫社長。昨年度の事業報告をまとめたビデオを放映後、渡辺大樹副社長が今後の事業方針を説明した。
渡辺副社長 「今後はグローバル・クラウドビジネスを強化する。(グループの)平成23年度の海外売上高は114億ドルだが、これを28年度には200億ドルにしたい。海外売上高比率も50%を超したい」
「中期財務目標ですでに示している通り、徹底的なコストカットを行う。光ファイバー開通コストを削減し、保守運用の効率化などで、平成26年度までに固定・移動通信系のコストは23年度比で4000億円以上減らす。余った資金はM&A(企業の合併・買収)に充てるなど、一層の競争力強化を図る。グループ売上高で10年ぶりとなる11兆円台を目指す」
《このあと株主との質疑応答に入った。主な質問と会社側の回答を以下に列記する》
株主の質問 「NTT東日本、西日本は近年、利益水準が低い。大丈夫か」