しかし、今年のCESで立場が“逆転”。4K対応の有機ELテレビを発表したのは、ソニーとパナソニックの2社だけという格好になった。
CESに来場した韓国メーカーのある関係者も「技術面という視点だけからみれば」とした上で「4KをCESで出せた日本に、サムスンやLGは負けたという印象はぬぐえない。正直うらやましい技術だ」と本音を打ち明けた。
見せ物小屋か?商品発表の場か?
CESで日本と韓国が火花を散らしたが、そもそもCESという大会についての考え方に両国は根本的な“違い”があるという指摘も多い。
相違点を多くの来場者が感じ取ったのは、サムスン電子が公開した画面が曲がるスマートフォン(高機能携帯電話)の試作機だ。曲がるスマホは確かに奇想天外な発想だが、実際に商品化するとなると、実用面など多くの課題がある。
しかし、サムスンはそんなことお構いなしに、おしみなく自社技術をアピールした。