度肝抜いた衝撃の「ピンククラウン」 トヨタが狙った巧妙なデザイン戦略 (2/5ページ)

2013.1.19 13:40

トヨタ自動車が発売した新型「クラウン」と豊田章男社長。桜にちなんだピンクのクラウンも披露=東京都渋谷区(矢島康弘撮影)

トヨタ自動車が発売した新型「クラウン」と豊田章男社長。桜にちなんだピンクのクラウンも披露=東京都渋谷区(矢島康弘撮影)【拡大】

  • 新型クラウンを発表するトヨタ自動車の豊田章男社長=12月25日午後、東京都渋谷区(矢島康弘撮影)

 2年ぶりに世界首位への返り咲きが確実となったトヨタが昨年12月25日に発売した新型クラウン(価格353万~543万円)。5年ぶりのフルモデルチェンジで、高い静粛性や乗り心地の良さを受け継ぎながら、新開発のハイブリッドシステムを搭載して燃費性能を高めており、豊田章男社長も「デザインと走りに徹底的にこだわった」と自信をみせる。

 発売から3週間(1月19日)の受注台数は、月間販売目標の約5倍にあたる約1万9千台に達し、最高級セダンの実力と期待の高さを示した。そんな好調な売れ行き、また最高水準の性能とは別に、大きな話題を呼んでいるのが「ピンク色という前代未聞のカラーデザイン」だ。

 豊田社長も「まさか」

 ピンクという高級車には不釣り合いなカラーデザインを採用したのは、購入者の大半が50~60代の男性といわれるクラウンで、女性や若者を取り込むのが狙い。

トヨタ社長「女性が堂々と格好良く乗れる色が出てきた」と強調

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