国内ビール類市場は、1994年の5億7300万ケース(大瓶換算、5社課税数量ベース)をピークに下降し11年は4億4200万ケース。今年も縮小が見込まれている。
この間、サッポロのシェアは94年の18.2%から11年には11.6%と6.6ポイント低下。08年にはサントリーに逆転され、業界3位から4位に下がった。
今回、流通2強のセブン&アイHDと組んだ「ど真ん中を狙った商品」(岩崎氏)で、ボリュームゾーンの新たな顧客を取り込む考えだ。
価格競争に巻き込まれるNB商品
野村証券の藤原悟史アナリストは「2013年のビール類市場は2%程度のマイナスを予測するが、サッポロはPBが下支えして横ばいを維持する」とPB戦略を評価する。