平成23年末から今夏にかけ、大阪のど真ん中は日本でも有数の高級スポーツカー激戦区に様変わりしたことになる。
光岡社長は「いいロケーションだ。東京にこんな所はない」と舌を巻く。ただ、大阪の商業・ファッションの中心地とはいえ、各ディーラーが地理的に近すぎることで、パイの奪い合いにはならないのか。
光岡社長は「相乗効果が見込める。互いにベスト(の立地)だ」と一蹴(いっしゅう)。関係者によると、フェラーリのショールームは表通りに面した解放感や他のディーラーからの“はしご”などで、通行客の来店が増えているという。
コテコテ好きの大阪が売り上げ首位
国内の自動車市場は経済低迷と若者のクルマ離れが続いているが、輸入車は現在の年間25万台から35万台程度まで伸びるとみられている。関西の輸入車ディーラー関係者は「円高の定着が追い風」と分析する。