低価格が売り物ではない
ダイハツ工業とホンダが2014年に軽自動車規格のスポーツカーを復活させる。両社ともオープンカーとなる見込みで、維持費を抑えつつも、走りを楽しみたい団塊世代や若者の需要を取り込んで裾野を拡大。乗用車市場全体でシェアを伸ばしている軽自動車市場をさらに活性化し、人気を定着させたい狙いがある。
ダイハツは2002年に軽のスポーツ車「コペン」の販売を開始。今年8月に生産を終了したばかりだが、開発に再着手する。
燃費の良さだけでなく、走る楽しさを前面に押し出す。価格は未定だが、「低価格が売り物ではない」(同社幹部)としており、100万円台後半からになるもようだ。
同社は昨年の東京モーターショーでコンセプト車「D-X(ディークロス)」を発表している。コペンを発売した際は、事前に発表したコンセプト車のデザインを変更せずに市販化しており、今回もこのモデルが基本となるとみられる。