大阪市のど真ん中、本町-心斎橋周辺が高級輸入スポーツカーの激戦区となっている。わずか200メートルの間に英国マクラーレン、イタリアのランボルギーニ、フェラーリがそれぞれ正規販売店を構えているが、ニーズを食い合うことなく相乗効果で販売は好調だという。背景には大阪人の“派手好き”に加え、円高の定着などもありそうだ。
運営は改造車で有名な光岡自動車
11月9日夕。大阪市中央区の御堂筋沿いに店を構える正規ディーラー「ランボルギーニ大阪」に、仕立ての良いスーツを身にまとった外国人らが集まった。7月に移転オープンした同店の記念セレモニーのため、イタリアからランボルギーニ本社の幹部が駆けつけたのだ。
来年には設立50周年を迎えるランボルギーニのコマーシャル・ディレクターのフィンタン・ナイト氏は「日本は当社にとって世界で5番目に大きな市場。より充実した販売、サービス体制を提供していきたい」と持ち上げた。