--荷室の使い勝手にもこだっている
「工事事業者が多いキャラバンを使う顧客は、荷室に工具や荷物を整理する独自の棚を設けているケースが多い。新車で買った瞬間から、内側にドリルで自分で穴を開け、ボルトで棚を固定していたりする。こうした顧客への受け入れられることを重視して、使い勝手がよく、アレンジがしやすい荷室を提供しようと考えた。その結果、日産として棚を設けるのではなく、顧客は必ずといっていいほど荷室に独自のアレンジを加えるので、アレンジがしやすい仕掛けを加えておいてあげようと考えて、あらかじめボルトを固定できるナットを埋め込んでおくことにした。だからといって、使い勝手の点で十分とは思っていないが、競合車と比べてもアレンジのしやすさは格段に向上している。新車で買ってもらって、いきなりドリルで穴を開けられることもなくなるはずだ」