(3)「賞味期限切れ経営者は退場を」「隣国企業の子会社になる」 に戻る
《株価低迷に対する怒りをあらわにする株主が質問に立った》
男性株主「2つ質問があります。(大坪社長の)その席に松下幸之助氏がいるときから株主です。今、株は紙切れに近い。大坪社長のコメントを下さい。また、先日、人事を発表しました。発表時に『功績があった』と言ったと認識しています。本来なら巨額赤字で自ら取締役を辞任して責任を明確にすべきでは?」
《会場から拍手がわき上がった後、大坪社長が答えた》
大坪社長「株価についてです。現在の株価は申し訳ない。株価は世界経済や景気の影響を受け、同時に個別要因として企業業績があります。また企業の成長の期待値も反映します。そうした観点からすると前期の巨額赤字が株価に反映され、申し訳ありません。今、しないといけないのは業績を回復させ、市場や株主に安心してもらうことです。12年度の施策でV字回復をして、株価にも反映させたい」