パナソニックの定時株主総会が27日午前10時から、大阪市中央区の大阪城ホールで始まった。テレビ事業の不振が響き、前期は過去最悪となる7721億円の最終赤字に転落する中、大坪文雄社長はまず「深くおわびしたい。誠に申し訳ありません」と謝罪した。
総会では不振のテレビ事業の抜本的な改革、家やビルの環境エネルギー機器を「まるごと」提供する具体的な戦略などの新しい事業について、どう説明するかが注目される。総会終了後には、津賀一宏氏が新社長に正式に選任され、業績回復に向けた新しい経営体制がスタートする。
大坪社長「株主のみなさま、おはようございます。社長の大坪文雄です。本日は大変お忙しいところ、早朝より、ご出席頂きありがとうございます。それでは、第105回定時株主総会を開始します。まずは、監査報告があります」
常任監査役「不正の行為など重大な事実は認められません」