明日のBRICKSとして世界の注目を集めているのが、興業立国M群の東南アジア諸国連合(ASEAN)です。総じて国民経済が好調で、平均成長率も7%以上をキープしつつ「脱中国」の流れを加速させているようです。
たとえば、人口8千万のベトナムの人件費は月給100ドルと中国の3分の1、人口6千万人強のミャンマーなら月給25ドルと10分の1以下まで下がります。バングラデシュでは1・6億人もいて人件費は中国の6分の1程度だそうで、労働集約製造業にとって極めて魅力的で、すでにユニクロなどが成果を上げております。
アフリカに浸透する中国とインド
さて、追い込まれた中国ですが、資源立国R群の「アフリカ諸国」へ進出しつつあります。数十万人の定住華僑による情報網と資本投下に呼応して、すでに数百万人が移住しており、資源産出地はもちろんのこと未開地に繊維業などの興行団地を設営しつつ、そこで働いております。またアフリカには、古くからインドが移住を進めており、印僑だけでも300万人が点在してます。