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ソニー脱落、パナソニック採用 「JPX400」初の銘柄入れ替え

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ソニー脱落、パナソニック採用 「JPX400」初の銘柄入れ替え

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 日本取引所グループ(JPX)などは7日、今年算出を始めた株価指数「JPX日経インデックス400」の新構成銘柄を発表した。ソニーなど31銘柄を除外し、パナソニックなどを新たに採用した。企業が資本をどれだけ効率的に使っているかを示す株主資本利益率(ROE)を構成銘柄の選定基準に用いる同指数。定着しつつある一方で、運用資産の規模が小さいなどの課題も多い。

 直近と過去3期分の平均ROEが両方マイナスだった場合、事実上、選定対象から外れるが、ソニーはこれに該当した。日経平均株価の主要銘柄でも、新指数では業績次第で除外されることを印象づけた。入れ替えは年1回で、今年は今月29日。

 業種別では、昨年の相場活況の影響などにより、松井証券や岡三証券グループなど、証券会社の新規採用が目立った。

 新指数の定着ぶりについて、東京証券取引所の小沼泰之執行役員は「順調な滑り出しだ」と指摘する。世界最大級の機関投資家である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用指標に採用したほか、指数に連動する上場投信(ETF)も4本登場し、11月下旬には先物取引も導入される予定だ。

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