ランビール・カプール演じる主人公のバルフィは、生まれつき耳が聞こえず話もできないが、ハートフルな性格と豊かな表現力で、周りのみんなをハッピーにしていく。そんな彼をひたむきに愛する自閉症の少女ジルミルを演じるのはミスワールド２０００のプリヤンカー・チョープラー。自閉症の特徴を的確にとらえた演技はみごと。ストーリーテラーとして「あの人はいつも幸せそうでした」とバルフィの人生を語る、もうひとりの恋人シュルティを演じたイリヤーナー・デクルーズも息をのむほど美しい。さまざまな名作映画へのオマージュも満載で、映画好きには見逃せない作品だ。（一般社団法人「Ｇｅｔ　ｉｎ　ｔｏｕｃｈ」編集部／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）