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【ブラジルW杯】「疫病神」ミック 応援お断り エール送られた国全滅 次はブラジル!?

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【ブラジルW杯】「疫病神」ミック 応援お断り エール送られた国全滅 次はブラジル!?

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2014年サッカーW杯ブラジル大会出場チーム=2013年11月20日(ウルグアイ時間)、※□数字は出場回数。ドイツは旧西ドイツを含む  前回2010年のサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、スタンドから応援したチームがことごとく負け、「ミックが応援した国は必ず負ける」という都市伝説を生んだ英国のロックスター、ミック・ジャガーさん(70)が、いよいよ佳境を迎えたブラジル大会でも、遺憾なく“疫病神”ぶりを発揮している。ツイッターやコンサート会場からエールを送ったチームが、やはり全て敗退しているのだ。ジャガーさんは、優勝まであと2勝と迫ったブラジルの大ファンとして知られるが、地元サポーターたちは「お願いだからブラジルを応援しないで!」と悲痛な叫び声すら上げている。

 ジャガーさんはミュージシャンとしてはブラジル人からこよなく愛され、2006年2月にリオデジャネイロのコパカバーナビーチで行ったローリング・ストーンズのコンサートでは、空前の100万人のファンで砂浜が埋め尽くされた。また、ジャガーさんの末息子(第7子)、ルーカス君(15)の母親がブラジル出身の元モデル、ルチアナ・ヒメネスさん(43)であることから、親近感も持たれている。だが、サッカーが絡んでくると、話は別だ。

 サッカーの話になると、ジャガーさんはブラジルでは「ペ・フリウ」と呼ばれ、忌避されている。ペ・フリウとはポルトガル語で「寒い足」の意味で、悪運をもたらす者として恐れられている。

 会場には来ないが…

 ブラジル大会はストーンズの欧州ツアー(5月26日~7月3日)と期間が重なったため、ジャガーさんは試合会場は訪れていないが、欧州各地でさまざまなW杯絡みの発言をしてきた。

 5月29日にはポルトガルの首都、リスボンのコンサート会場で、「ポルトガルは強豪だ。きっと上位に進出する。応援している」とエールを送ったが、ポルトガルはまさかの1次リーグ敗退。母国のイングランドがウルグアイと対戦した6月19日には試合直前にツイッターで「イングランドは必ず勝つ。信じている」とつぶやいたが、イングランドは1-2で敗戦、1次リーグ敗退が決定的になった。6月22日にはローマのコンサート会場で、「過去4回優勝のイタリアは2回優勝のウルグアイより偉大だ。きっと勝つ。応援する」とほえてファンを喜ばせたが、2日後にイタリアは0-1で敗れ、やはり決勝トーナメントに進めなかった。

 南ア大会でも

 4年前の南ア大会では、スタンドから応援した米国とイングランドが、ともに決勝トーナメント初戦で敗退。さらに準々決勝のブラジル-オランダ戦では、息子のルーカス君にブラジルのユニホームを着させ、ともにスタンドからブラジルを応援したが、まさかの逆転負け(1-2)を喫した。

 ブラジルは7月8日(日本時間9日)に準決勝でドイツと対戦。ブラジルはこれまでW杯で通算102試合(2位)、ドイツは西独時代も含めて104試合(1位)を戦っているが、この2国が当たったことはW杯史上1回(2002年日韓大会決勝)しかない。ブラジル-旧東独戦も1回だけだ。縁のなさはW杯史上の7不思議に数えられるが、8日は大一番になるのは必至。そして、ドイツのユニホームを着せられたジャガーさんの合成写真が会場のいたるところで見られるに違いない。(SANKEI EXPRESS

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