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「イラク政府軍1700人処刑」 過激派が写真公開 「大量虐殺」の恐怖あおる

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「イラク政府軍1700人処刑」 過激派が写真公開 「大量虐殺」の恐怖あおる

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 イラクで攻勢を強めるイスラム教スンニ派過激派組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」は6月16日までに、北部ティクリートでイラク政府軍シーア派兵士1700人を拘束、処刑したとする写真を短文投稿サイト「ツイッター」上で公開した。

 写真の真偽は確認されていないが、米国務省のジェニファー・サキ報道官は15日、声明を発表し、写真を公開した「イスラム国」の目的が「全てのイラクの人々の心に恐怖を植え付け、宗派間の対立を駆り立てることだ」として厳しく非難した。

 戦争犯罪である大量虐殺を連想させる処刑が実際に行われたとすれば、事態は完全に一線を越えたことを意味し、国際社会からの激しい反発は必至だ。

 真偽は未確認

 ロイター通信などによると、一連の写真は首都バグダッドの北方約140キロに位置するティクリート周辺で撮影されたとされ、平服を着たはだしの男性らが背中を曲げて地面を向き、覆面姿の男が銃を構えて見張る中、1列になって行進させられている様子や、「処刑場」とされる場所に連れ出されているシーンなどが写っている。

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  • イラク・ティクリート

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