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【サッカー日本代表】サプライズ 大久保「ウォー」

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【サッカー日本代表】サプライズ 大久保「ウォー」

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「サプライズ」で2年ぶりに代表に選出された大久保嘉人(よしと)は、ワールドカップ形のパネルを手にして満面の笑みを浮かべた=2014年5月12日、東京都大田区・羽田空港(春名中撮影)  サッカーW杯の日本代表最終選考は、ザッケローニ監督を大いに悩ませた。記者会見で絞り込みで最も悩んだ点を聞かれると監督は「23人しか呼べないということ。(国際サッカー連盟の)ブラッター会長に電話をして、23人以上呼べないかとお願いしたが、かなわなかった」と半ば本気で冗談まじりに話す場面もあった。夢舞台へのチケット争いには終止符が打たれ、今度はピッチに立つ競争が始まるが、栄光の23人に名を連ねた選手たちの喜びはひとしおだ。

 昨季はJ1で26ゴールを挙げて得点王に輝き、今季もここまで日本人最多の8ゴールを奪っている大久保嘉人(よしと、31)=川崎=に朗報が届いたのは、アジア・チャンピオンズリーグのために東京・羽田空港へと向かうバスの中だった。テレビで名前が読み上げられて川崎のチームメートが「ウォー」と祝福の声を上げると、たまらず一緒に「ウォー」と叫んだ。2012年2月以来、2年3カ月ぶりの代表復帰だった。大久保は「選ばれたらサプライズだと思っていた。(前回W杯の)経験を生かしてやれる自信はある。得点に絡むプレーをしたい」と力を込めた。

 青山敏弘(28)=広島=はアジア・チャンピオンズリーグで遠征中のオーストラリアで吉報に触れた。選出されるか不安を抱きながら、インターネット動画を見ていたようで「感動的な発表になった」と感慨深げに喜んだ。シドニー郊外の宿舎で森保一(もりやす・はじめ)監督(45)らと熱い抱擁を交わし、目にうっすらと涙も。当落線上にいると自覚していた青山はブラジル行きの切符をつかみ「絶対にピッチに立ってザッケローニ監督の期待に応えたい」と意気込んだ。

 ドイツ・ブンデスリーガで今季15得点をあげ、欧州1部主要リーグで日本選手最多得点を更新したマインツの岡崎慎司(28)は5月12日、日航機で成田空港に到着。移動の車中で代表入りの吉報を知り「素直にうれしく思う。持っている全てをブラジルで出し切る」と誓った。(SANKEI EXPRESS

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