SankeiBiz for mobile

【サッカー日本代表】攻撃型追求 ザックの決断 W杯代表に本田、香川ら23人選出

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSのスポーツ

【サッカー日本代表】攻撃型追求 ザックの決断 W杯代表に本田、香川ら23人選出

更新

W杯日本代表選手の発表記者会見に臨むアルベルト・ザッケローニ監督。「この選手たちを信じている。成功しか考えない」と言い切った=2014年5月12日、東京都内のホテル(共同)  世界の強豪と戦うサムライブルーの23人が決まった。日本サッカー協会は5月12日、東京都内のホテルで記者会見し、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)がワールドカップ(W杯)ブラジル大会(6月12日開幕)の登録23選手を発表、前回大会2得点のエース本田圭佑(けいすけ、ACミラン)のほか、初選出の香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)らが順当に選ばれた。最年長の遠藤保仁(やすひと、G大阪)は3大会連続の代表入り。欧州クラブ所属の選手は12人で前回大会より8人増え、過去最多となった。

 昨季J1得点王で、今季も日本人最多の8得点と好調の大久保嘉人(よしと、川崎)が代表に土壇場で滑り込んだ。主将として前回W杯南アフリカ大会から日本代表を引っ張る長谷部誠(ニュルンベルク)は右ひざのけがの影響が心配されたが、順当にメンバー入りを果たした。

 5大会連続5度目の出場で過去最高のベスト16を超える成績を目指す日本は、1次リーグC組で6月14日(日本時間15日)にコートジボワール、(6月)19日(日本時間20日)にギリシャ、(6月)24日(日本時間25日)にコロンビアと対戦する。5月27日にさいたま市の埼玉スタジアムでキプロスと壮行試合を行い、米フロリダ州での事前合宿を経てブラジル入りする。

 ザッケローニ監督は会見で、「基準としては才能を考えた。次にチームの和を大切にすること。できるだけ2つ以上のポジションをカバーできることも基準だった。最終的にはたくさんの攻撃的な選手を選ぶという決断をした。日本のサッカーを出すためにはこのメンバーが正しいと決めた」と語った。この言葉通り、顔ぶれからは、引いて守って速攻でいくのではなく、素早いパスを回して相手を崩していく狙いがみえる。

 前回の南アフリカ大会は自国開催以外で初めて1次リーグを突破したが、当時の岡田武史監督(57)は直前の極度の不振で「専守防衛」へとかじを切った。結果最優先の現実的な選択だったが、世界で日本が飛躍するには限界を感じさせられたのも事実だった。「勇気とバランス」を合言葉にするザッケローニ監督は「日本のスタイルを貫いて負けたら、敵が本当に強かったということだ。ザックのサムライはいいプレーを見せたという記憶を残したい」と語った。(SANKEI EXPRESS

ランキング