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婚約者は「反骨」敏腕弁護士 G・クルーニーさん 7500万円の指輪贈る

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婚約者は「反骨」敏腕弁護士 G・クルーニーさん 7500万円の指輪贈る

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 先月(4月)末、米オスカー俳優、ジョージ・クルーニーさん(52)と婚約した英人権派弁護士、アマル・アラムディンさん(36)が、大スターであるクルーニーさんに負けないほど注目を浴びている。5月4日にはリビアの旧カダフィ政権で諜報機関のトップを務め「人道に対する罪」で国際刑事裁判所(ICC)で裁かれるアブドラ・サヌーシ容疑者(64)の弁護を担当することが判明し、反骨ぶりを印象づけた。翌5日には彼女が受け取った婚約指輪の値段が75万ドル(約7500万円)と報じられており、クルーニーさんを虜(とりこ)にしたその才色兼備ぶりが際立っている。

 リビア戦犯を担当

 2012年にアフリカ西部モーリタニアで逮捕されたサヌーシ容疑者は、1989年にニジェールで起きた仏旅客機爆破事件への関与や、96年にリビアの刑務所で受刑者1200人を虐殺した容疑などで、リビアの最高指導者だったムアマル・カダフィ大佐(1942~2011年)とともにICCが逮捕状を出した。

 ICCは昨年(2013年)10月、サヌーシ容疑者の裁判について母国のリビアで行うとの決定を下したが、アラムディンさんは、リビアでは公正な裁判が期待できないと反発。5月4日付の英紙デーリー・テレグラフ(電子版)などによると、アラムディンさんは「今は彼らに人道的な罪があるかどうかではなく、どこで裁判を行うべきかが問題だ」「リビアでは私たち弁護士による接見さえ制限されている」と指摘し、サヌーシ容疑者をオランダ・ハーグにある国際刑事裁判所の施設で裁くよう訴えた。さらに「誰も裁判をやめるべきとは言っていない。正義がなされるべきだと主張しているのだ」と述べ、真っ向から戦う姿勢を見せている。

 アサーンジ容疑者も

 父はレバノンの首都ベイルートにあるアメリカン大学で観光学を教え、母はロンドンに拠点を置くアラブ系日刊紙の記者という教養ある一家に生まれたアラムディンさん。ロンドンの仏語学校で学んだ後、英オックスフォード大とニューヨーク大学で学位を取得。コフィー・アナン前国連事務総長(76)のアドバイザーを務めたほか、性的暴行容疑で英国で逮捕された内部告発サイト、ウィキリークスの創設者兼編集人ジュリアン・アサーンジ容疑者(42)の身柄引き渡しをめぐり、彼の弁護団に加わるなど、気骨のある弁護士活動で知られていた。

 「人権派」で意気投合

 そんな彼女と、自身もアフリカ・スーダン西部ダルフールの紛争解決や同性愛者の権利向上といった人道活動を展開していたクルーニーさんが惹(ひ)かれ合ったのも無理はないだろう。

 クルーニーさんは93年に女優と離婚後、「独身を貫く」と宣言。その後もレネー・ゼルウィガーさん(45)やステイシー・キーブラーさん(34)ら多くの女優たちと浮名を流したハリウッドの大物独身スターだが、これまでの元恋人たちにはない知的で硬派な魅力をアラムディンさんに感じたようだ。フランス通信(AFP)は、渡米したアラムディンさんの両親が初めて紹介された際、クルーニーさんは彼女に首ったけの様子だったとの関係者の話を伝えている。

 5月5日付米経済ニュースサイト、インターナショナル・ビジネス・タイムズによると、クルーニーさんは4月22日、彼女を自宅に呼び、手料理を振る舞った後、彼女にひざまずいて75万ドルのダイヤの婚約指輪を差し出しプロポーズしたという。(SANKEI EXPRESS

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