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【中野友加里のスケーターたちの素顔】名古屋の選手が強いわけ

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【中野友加里のスケーターたちの素顔】名古屋の選手が強いわけ

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 たくさんのリンクがあり、貸し切り状態で滑ることができるような北米の選手たちと比べれば、練習環境は雲泥の差です。それでも、こうしたハンディが、実際の大会では強みに変わるのです。氷の硬さや状態は会場によってさまざまですが、厳しい環境で育ってきたからこそ、対応できるからです。

 切磋琢磨(せっさたくま)した同級生の中には、名古屋で指導者になった人たちもいます。彼女たちが教える子供たちの中から、また世界のトップスケーターが誕生する日が待ち遠しくもあり、「真央ちゃんの次にトリプルアクセルを跳ぶ選手も名古屋から出てほしいな」と、胸の中で思っています。(元フィギュアスケート選手、フジテレビ職員 中野友加里/SANKEI EXPRESS (動画))

 ■なかの・ゆかり 1985年、愛知県江南市生まれ。史上3人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功し、2006~08年まで3年連続で世界選手権日本代表。10年に現役引退し、フジテレビに入社。早大大学院修了。著書「トップスケーターの流儀~中野友加里が聞く9人のリアルストーリー」(双葉社)が発売中。

このニュースのフォト

  • フィギュアスケートのジャンプ=2014年2月17日現在
  • 元フィギュアスケート選手で、フジテレビ職員の中野友加里(ゆかり)さん=2010年9月18日(本人提供)

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