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【中野友加里のスケーターたちの素顔】名古屋の選手が強いわけ

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【中野友加里のスケーターたちの素顔】名古屋の選手が強いわけ

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 先生との個人レッスンは、長くても30分くらいで、後は自主練習です。実質的なコーチはそれぞれの母親であり、リンクサイドに並んだ母たちが自分の子供にジャンプの跳び方などを指導するのです。

 多いときでは、30人近くの選手が夜遅くまで練習をしていました。周りの選手たちに刺激を受けながら練習するので、レベルが上がるのは当然です。

 なかでも、舞ちゃんと真央ちゃんの浅田姉妹は、一番リンクに長くいたのではないでしょうか。それだけ、亡くなられた匡子(きょうこ)さんが2人に愛情をかけていたのだと思います。

 どんなリンクでも滑れる

 そんな“名古屋勢”の強みは、どんなリンクでも普段通りに滑れることです。

 リンクには、フィギュアスケートの選手だけでなく、夕方などの時間帯は「一般滑走」の愛好家たちもいます。リンクの表面の氷はガリガリと削られていて、整氷作業も間に合いません。そんなときに、「リンクの状態が悪いからジャンプが跳べない」などと嘆いていては練習にならないのです。

このニュースのフォト

  • フィギュアスケートのジャンプ=2014年2月17日現在
  • 元フィギュアスケート選手で、フジテレビ職員の中野友加里(ゆかり)さん=2010年9月18日(本人提供)

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