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仏 エギーユ・デュ・ミディ 鋭い岩峰から飛び出す小部屋

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仏 エギーユ・デュ・ミディ 鋭い岩峰から飛び出す小部屋

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フランス南東部のモンブラン(標高4808メートル)山系にあるシャモニーの最高峰、「エギーユ・デュ・ミディ」(3842メートル)  ≪スリル満点 大氷河の上を「空中散歩」≫

 フランス南東部のモンブラン(4808メートル)山系にあるシャモニーの最高峰、「エギーユ・デュ・ミディ」(3842メートル)に12月21日、新名所が誕生した。5面すべてがガラス張りになったスケスケのかごのような展望用の小部屋で、「Step into the Void」(虚空へのステップ)と名付けられた。この小部屋に足を踏み入れるとまるで空中散歩しているようなスリルが味わえそうだ。

 エギーユ・デュ・ミディ展望台は、大きな岩山の上に乗るような形で作られており、上下2段の展望台からなる。

 今回新たな展望部屋ができたのは岩の上にロケットのような建物がのった上の展望台。小部屋はテラスからせり出すように取り付けられた。

 5人も入ったら窮屈になりそうな小部屋だが、足を踏み入れるとイタリア国境の山々とモンブランの絶景が180度のパノラマで堪能でき、さらに視線を足下に移すと約1000メートル下にモンブランから流れ出た大氷河が麓に向かって一気に続く様子がうかがえる。といっても、高所恐怖症の人にとっては決して楽しくはない光景だろう。

 エギーユ・デュ・ミディは北峰(3795メートル)と南峰(3842メートル)の2峰からなり、モンブランの北麓の町、シャモニーからロープウエーを乗り継いで約20分で頂上まで行くことができる。エギーユとは、針のように鋭くとがった岩峰のこと。エギーユ・デュ・ミディ展望台には、カフェレストランや土産物屋があり、人気の観光スポットとなっているが、また新たに名所ができた。(EX編集部/撮影:ロイター/SANKEI EXPRESS

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