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冬のイルミネーション 柔らかな光 華やかに街を演出
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今年10周年を迎えた六本木ヒルズのクリスマスは、「けやき坂イルミネーション」に、恒例の白と青のLEDに加え、赤を基調とした華やかな暖色系のイルミネーションが加わりより華やかに=11月5日、東京都港区(中井誠撮影) 毎年11月に入ると全国のさまざまな商業施設や名所などで、クリスマスツリーの点灯をはじめ、イルミネーションやライトアップが行われる。冬を彩る柔らかな光が年末の街を演出する中、東日本で楽しめるイルミネーションを紹介しよう。
北国、札幌の大型商業施設サッポロファクトリー(札幌市中央区)に11月2日お目見えしたのは、巨大なクリスマスツリー。サンタクロースが住むとされるノルウェーのオスロ市から日本で唯一、サンタの話を広める「サンタランド」として認定された北海道広尾町の約15メートルのトドマツを使用している。点灯式で赤や黄など7色の明かりがともされると買い物客らから歓声が上がった。約3万5000個の発光ダイオード(LED)電球が輝く。
一方、東京の新名所としてすっかり定着した東京スカイツリー(東京都墨田区)ではクリスマスを控え、「ホワイトクリスマス」をイメージした緑色と白色に彩られたツリーが夜空に浮かび上がった。12月25日まで、キャンドルをイメージした赤色など期間限定の5種類のライティングが楽しめる。足元の「東京スカイツリータウン」でも約50万個のLEDが点灯し、周囲は華やかなムードに包まれている。
≪幻想空間に酔いしれる≫
通常はオレンジ色に輝く東京タワーだが、週末の金曜、土曜の午後8時から10時まで「ダイヤモンドベール」と称し、赤と緑の色彩を放つ。タワーの1階正面にはクリスマスツリーがお目見えした。また、近くの六本木ヒルズでもオープンの2003年から10年にわたって親しまれているけやき坂の青と白のLED電球に加え、赤を基調とした暖色系のイルミネーションが幻想的な空間を提供する。
遊園地やテーマパークなどでも光の演出が相次ぐ。
神奈川県相模原市のアミューズメント施設「プレジャーフォレスト」では、「さがみ湖イルミリオン」が開催されている。400万個のLED電球を使い、人々を光で包み込むトンネルや、山の斜面をピンク色に染め上げる「光の花畑」などが楽しめる。また、東京ディズニーシーでは、クリスマスの水上ショーにクリスマスツリーが登場した。
茨城県大子町の日本三名瀑の一つ、「袋田の滝」でもライトアップが行われている。落差120メートル、幅73メートルの四段のこの滝では、青、赤、緑など30パターンのライティングと幻想的な音楽の競演が楽しめるという。(EX編集部/撮影:中井誠、財満朝則、鴨川一也、共同/SANKEI EXPRESS)