ニュースカテゴリ:EX CONTENTSエンタメ
【相川梨絵のバヌアツ通信】どこまで増える? イグアナ騒動記
更新
以前、この「バヌアツ通信」に登場したペットのカメ子とレオンを覚えているでしょうか?
カメレオンだと言われ「カメ子」と「レオン」と命名しましたが、実はカメレオンではなくイグアナだったという珍エピソードをお話ししました。今回は、その後の彼らです。
カメ子とレオン。名前からお察しの通り、オスとメスのつがいです。最初に私たちのもとにやって来たのが2年前。その時にカメ子はおなかが大きく妊娠していると言われていました。
いつ産まれるのか、今や今やと楽しみにしていたのですが、半年過ぎても産まれる気配がありません。ただのおデブちゃんだったのか!?
1年たったある日。私たちにカメ子とレオンをくれたバヌアツ人のトニーがすごいアイデアを思いつきました。彼こそがイグアナをカメレオンだと言い、カメ子を妊娠していると言った珍エピソードの産みの親。トニーの秘策とは!
なんと、もう1匹小さいイグアナを捕まえて来て「これをカメ子とレオンの子供ということにしよう!」と。こうしてカメ子とレオンとチビとの親子水入らずの生活が始まったのでした。めでたしめでたし。
とはならないのが、バヌアツです(笑)。その後1カ月もしないうちにチビはゲージの隙間から逃げていなくなってしまいました。あーあ。やっぱり偽物の親子はダメなのね。カメ子とレオン2匹の穏やかな生活に戻りました。
それから、またまた半年がすぎ、すっかりチビのことを忘れていた頃。カメ子とレオンのゲージは、私たちが暮らすホテルの庭にあるのですが、その庭の植え込みで超ミニサイズのイグアナが発見されました。
チビか?? 否。チビにしては小さすぎるぞ。もしやもしや、カメ子、やっぱり妊娠していたのか? 極秘出産していたのか??
その疑惑は的中していたようです。それから毎日、赤ちゃんイグアナがホテルの庭で発見されていくのです。結局合計で4匹。ホテルではちょっとした騒動になりました。バヌアツ人女性は、ゴキブリやハエは平気で素手でつかめるのに、イグアナはすごい勢いで怖がります。ホテルスタッフがすごい剣幕で私を呼ぶので何事かと思ったら赤ちゃんイグアナが庭の小道にいて通れないから捕まえてくれと。
はいはい!と意気揚々と捕獲します。普段、ゴキブリが出るたびにスタッフに倒してもらっているへたれ私。たまにはかっこいいところも見せないとね。
そんなこんなで大所帯になってしまったイグアナ家。さすがに育てるのが大変だと4匹まとめて里子に出す事にしました。里親の名前は、けいちん。本名は西原桂子ちゃん。10歳。ホテルのシェフの娘さんなのですが、こちらの学校に日本から持って来たランドセルを背負って通うおちゃめな子です。
常々、カメ子とレオンをかわいがってくれていたけいちん。この赤ちゃんイグアナも欲しくて欲しくてたまらなそうにしていたので、ものすごく喜んでくれました。
けいちんは毎日忘れずにえさのハイビスカスをあげてかわいがってくれています。先日、久しぶりにけいちんのお宅で、赤ちゃんイグアナたちに会ってきました。網でできた箱の中には小さな植木を入れてイグアナが住みやすそうです。どこかな?と1匹、2匹、3匹、4匹…あれ、5匹??!
1匹増えているではないですかー!! またホテル内の植え込みで見つけたそうです。いったい何匹まで増えるでしょうか? 続報をご期待下さい。(フリーアナウンサー 相川梨絵/SANKEI EXPRESS)
ブログ「相川梨絵のシャララーン劇場」でもバヌアツ生活を公開中。ameblo.jp/aikawa-rie/