「ミスバヌアツコンテスト２０１３」。前回のコンテストが２００５年だったので、実に８年ぶりの開催。主催者側はかなり気合を入れ、びっくりするほど大掛かりなイベントとなりました。

　コンテストは２日間にわたって行われました。初日は、お客さんに無料でステージを公開し、出場者は特技を披露します。バヌアツにはこうしたイベントが少ないので、多くの人が楽しみにやってきます。

　さあ、今年のミスバヌアツ候補は１０人。応募資格は、バヌアツ在住のバヌアツ人。１８～２５歳。身長１６５センチ以上。中卒以上。性格良好。自己表現が得意な人。

　たぶん、応募した人全員がステージに上がっているのだと思います。だって、半分くらいが明らかに私より身長が低い。つまり、条件の身長１６５センチに満たないのです。それでも、出られちゃうのがバヌアツらしくていいでしょ。歌を歌う人、ダンスを披露する人など、それぞれの特技をアピールして初日は終了しました。

　大胆水着姿にどっきり

　そして、メーンの２日目。

　この日は会場がディナーショーに様変わり。テーブルが設置され、お客さんはチケットを購入し、食事をしながらコンテストを楽しみます。

　まずは、民族衣装の審査。これは、見応えがありました。各々出身の島の民族衣装を身にまといランウェーを練り歩きます。頭にカラフルな鳥の羽根をつけ顔にペインティングをする人。葉っぱで作った服を来ている人。かわいいアイランドドレスの人。みんな個性的でハデな衣装なのに、着こなしている。とてもかっこいいステージでした。

　続いては、水着審査。ミスコンでは定番の審査ですが、ここはバヌアツ。バヌアツ人女性はめったに肌を露出しないので、水着審査がある事に驚きです。私自身初めて、バヌアツ人の水着姿を見る事になりました。どんな水着で登場するのか、注目。

　おぉぉぉ、大胆なビキニ姿ではないですか。きっと彼女たちはモダンなバヌアツガールなんでしょうね。スタイルが良すぎてうらやましい！！　でも、少しお尻が大きい子はパレオで隠し、絶対に外さない。そこがほほ笑ましかったです。

　最後は、イブニングドレスを着て質疑応答。どこで買ったのか、ゴージャスなドレスを着てウオーキング。履き慣れない高いヒールを履いてかっこ良くポーズを決めていました。

　さて、注目の結果発表！！　ミスバヌアツ２０１３に輝いたのはヴァレリー・マルチネス。スタイル抜群、笑顔がキュートな２３歳。民族衣装でも水着でも一番目立っていました。質疑応答も申し分なし。誰もが納得の結果となりました。この後、彼女は８月に韓国で行われるミスアジアに出場するそうです。

　前ミスの姿にびっくり

　ちなみに、ミスバヌアツは代々ティアラを受け継ぐのですが、前回２００５年のミスバヌアツさんがステージに登場した時は、衝撃でした。だって、写真では奇麗な人だったのに、面影も無く太ってしまっていたのです。８年もたつとそうですよね。それでも、きらびやかなドレスを着て楽しそうにステージに登場してくるのがバヌアツ人の良いところです。

　そんなこんなで、大いに盛り上がったミスバヌアツコンテスト２０１３。気づけば終わった時間が深夜の０時半。盛り上がり過ぎでしょー！！（フリーアナウンサー　相川梨絵／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）

　■あいかわ・りえ　１９７７年東京生まれ、茨城育ち。横浜国立大学卒業後、２０００年共同テレビ入社。フジテレビアナウンス室に出向し、フジテレビアナウンサーとして「笑っていいとも！」をはじめバラエティー、情報番組などに出演。０６年、フリーに。１２年、結婚とともにバヌアツ共和国に移住、「バヌアツ親善大使」に任命される。１３年、「いばらき大使」を委嘱。ダブル大使としてバヌアツと茨城の懸け橋となるべく奮闘中。

　ブログ「相川梨絵のシャララーン劇場」でもバヌアツ生活を公開中。ａｍｅｂｌｏ．ｊｐ／ａｉｋａｗａ－ｒｉｅ／