カネをとるか生活をとるか… 東京より幸せ「地方の給与1位企業」20社
配信元:PRESIDENT Online 更新それなのに、なぜ社員評価が高いのか。その理由のひとつとして、地元の他の企業に比べて、相対的に給与が高いことがあげられる。
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福島県のボーナスを加えた平均年収は411万円(42.5歳)。東邦銀行と比べると200万円以上も低い。福島県で東邦銀行に勤めるということは、県内平均よりはるかに高い水準の給与を得ることになるわけだ。
社員評価1位 中部:EIZO(石川)、九州:アイ・ケイ・ケイ(福岡)
また、中部地区の社員評価トップのEIZO(石川県)の年収は534万円、九州地区の同トップのアイ・ケイ・ケイ(福岡県)は485万円。東京都の平均年収606万円は下回っているものの、石川県の平均年収435万円、福岡県の平均年収437万円と、県内平均を上回る高水準といえる。EIZOの社員の社員クチコミでも「社風は悪くなく、居心地はとてもいい」という声が上がっている。
東京だと40歳で500万円前後の年収では、住宅費や子供の教育費などの出費を考えると、決して暮らし向きは楽ではないだろう。だが、地方であれば、東京に比べて住宅費をおさえることができる。そう考えれば、年収は東京の企業より低くても、生活水準や満足度は高くなるはずだ。
▼地方企業は残業時間がこんなに少ない
地域内での相対的な給与水準の高さに加えて、「社員評価が高い」もう1つの理由は、労働時間かもしれない。表を見ると、地方企業の月間平均残業時間はおおむね少ない。