社員の「座り過ぎ」は体に悪影響… 運動できるオフィス増加、業績もアップ
更新仕事中の座り過ぎは健康に悪影響があるとして、オフィス環境を変える企業が増えてきた。立って作業できる机を導入したり、体を伸ばせる遊具を置いたりといった工夫を凝らしている。社員の健康増進を業績アップにつなげる健康経営の考え方や医療費削減の観点からも注目されている。
<< 下に続く >>
立って仕事
東京郊外に本社を構える楽天。オフィスでは、座って作業をする人に交じり、自分の好きな高さの机に向かい、立って仕事をする人の姿が目立つ。
昨年本社を移転する際、「座り続けるのは体に悪い」という考え方から高さを自由に変えられる机を導入。大柄な外国人の社員も増え、日本の標準的な机では合わない人が出てきた事情もあった。
立って仕事をするのは、特に長時間デスクワークをするエンジニアが多く、社員の反応は上々だ。「立っていると周りが見え、コミュニケーションが取りやすい」「姿勢を変えることで発想や気分を変えられる」などだ。