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外食業界の明暗くっきり ココイチ、吉野家、サイゼリヤなど活況 マックやすき家は不振続く

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外食業界の明暗くっきり ココイチ、吉野家、サイゼリヤなど活況 マックやすき家は不振続く

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 大手外食の業績が二極分化している。日本マクドナルドや「すき家」の不振が続く一方で、吉野家、壱番屋、サイゼリヤなどは売り上げや利益を大きく伸ばしている。実際に各社の店舗をみても、勢いの違いは客足の差にはっきり出ており、この構図はしばらく続きそうだ。

 今年に入り、外食大手の業績や販売が好調という発表が相次いでいる。「円安で食材調達費が高騰、コンビニとの競争も厳しい」(サイゼリヤなど)という声が強いなか、新メニューやサービス向上などで、売り上げを伸ばしている。

 通称「ココイチ」の名前で人気のカレー店チェーン「壱番屋」の今5月期の昨年11月中間決算は増収増益で、最終利益は51.9%の大幅増。「チキンと夏野菜カレー」「手仕込ささみカツカレー」がともに200万食を突破するなど、期間限定メニューが奏功。一方では地域・店舗別メニューも投入し、中には「濃厚 甘くて辛いカレー」のように、大阪府限定から全国メニューに昇格したものも出ている。

 顧客サービスの一環として店舗改装をほぼ終えたが、電源コンセントや無線LAN環境を整えるなどモバイル機器ユーザーに配慮した店づくりを実施。中には喫茶店さながらにコミック本を置くファンサービスも一部店舗で試みている。

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  • 都内のマクドナルド

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