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オリジン、新業態への転換急ピッチ 女性客を呼び戻す

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オリジン、新業態への転換急ピッチ 女性客を呼び戻す

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 路面総菜店の代表的企業であるオリジン東秀は「オリジン弁当」から新業態の「キッチンオリジン」への転換を急ピッチで進めている。2014年2月に「キッチンオリジン」1号店を池袋に開店して以来、この1年で70店を新規またはリニューアルし、17年までに、300店舗まで拡大する。

 オリジン弁当は、創業当初は弁当と総菜メニューの両輪で、男女半々のバランスのとれた支持を得ていたが、次第に弁当中心の男性客に偏り、女性客の比率が30%台まで落ち込んでいた。「消費者の台所、食事を代行する会社」が、創業以来のコンセプトであり、「女性客に受け入れられる総菜店」を改めて「キッチンオリジン」で実現することを目指している。

 既存メニューに加え、エスニック風の「ガパオライス」「タコライス」などの米飯類、つけ麺などの麺類、今後の取り組みとして葉物のサラダ、スープなど、女性客を意識したメニューの充実を図るほか、混雑時でも女性がとりやすい陳列什器(じゅうき)、働く女性が気楽に立ち寄れる総菜店への回帰を追求している。

 これまでの消費者の支持を得ている総菜メニューはすべて100グラム、183円と均一価格、24時間営業(一部店舗を除く)、店内調理、顧客のオーダーを受けてから家庭の台所と同じようにできたて、作り立ての基本スタンスは変えないで、再活性化の方向を打ち出している。

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