【配偶者控除見直し】配偶者控除150万円に拡大 30年1月から 与党税協で一致 (1/2ページ)

2016.12.2 23:42

与党税制協議会に臨む自民党の宮沢洋一税調会長(右)と公明党の斉藤鉄夫税調会長=2日午後、東京・永田町の衆院第二議員会館(斎藤良雄撮影)
与党税制協議会に臨む自民党の宮沢洋一税調会長(右)と公明党の斉藤鉄夫税調会長=2日午後、東京・永田町の衆院第二議員会館(斎藤良雄撮影)【拡大】

 自民、公明両党は2日、与党税制協議会を開き、配偶者控除の見直しで一致した。減税になる妻(配偶者)の年収要件を現行の「103万円以下」から「150万円以下」に引き上げ、150万円を超えても「201万円以下」までは控除の一部を受けられる仕組みを導入する。また、ビール類の酒税は10年後の平成38年10月に一本化することで決着。このほか非課税期間10年の積立型の少額投資非課税制度(NISA)の創設など、29年度税制改正の大枠を固めた。

 今後与党は、一部争いの残るエコカー減税の対象車絞り込みなど残る課題で詰めの調整を行い、8日に29年度税制改正大綱を決定する。

 配偶者控除は30年1月から実施する方針。現行制度は妻の年収が103万円以下であれば、夫の所得から38万円を差し引いて税負担を軽減する仕組み。妻の年収要件を引き上げ、パート主婦が今より長い時間働けるようにする。150万円以下が対象の場合、パート主婦世帯の大半が減税の恩恵を受けられる見通しだ。

 妻の年収が150万円を超えて急に手取り収入が減るのを防ぐため、150万円超から控除額が徐々に縮小し、201万円を超えるとゼロにする仕組みも導入する。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。