【ソウル=名村隆寛】聯合ニュースによると、ソウル中央地検は18日、ロッテグループ創業者、重光武雄氏(韓国名・辛格浩=シン・ギョクホ)氏(94)と、次男で韓国ロッテグループ会長の重光昭夫(同・辛東彬=ドンビン)氏(61)、長男の宏之氏(同・辛東主=ドンジュ)氏(62)を、横領や背任、脱税などの罪で19日に在宅起訴する方針を固めた。
検察は先月、昭夫氏の逮捕状を請求したが、ソウル中央地裁は「逮捕の理由と必要性を認定することは難しい」として棄却。在宅起訴の可能性が高いとみられていた。
検察はこれまでに、武雄氏の長女、辛英子(ヨンジャ)ロッテ奨学財団理事長(74)を背任収財、脱税の罪で起訴、武雄氏と内縁関係にある徐美敬(ソ・ミギョン)被告(57)も脱税の罪で在宅起訴している。約4カ月にわたる捜査は終了するが、創業者一族5人が裁判にかけられる異例の事態となる。